会議ラボ
会議とは
2026.09.08

会議のレジュメとは、会議で扱う内容の要点をまとめた資料です。背景や現状、話し合う論点を短く整理し、参加者が同じ前提で検討できるように使います。

レジュメを作るときは、情報を詰め込む前に「読んだ人に何を理解し、何を考えてほしいか」を決めます。この記事では、会議レジュメの基本項目、書き方、コピーして使えるテンプレートと記入例を紹介します。

レジュメとアジェンダ・議事録の違い

レジュメは内容の要約、アジェンダは会議で扱う議題や進行の計画、議事録は実際の話し合いの記録として整理できます。社内では、これらを一つの資料にまとめる場合もあります。Asanaのアジェンダ解説でも、会議の計画と内容の概要が区別されています。

資料主な役割記載する内容の例
レジュメ検討内容の要点を伝える背景、現状、論点、提案、参照資料
アジェンダ何をどの順番で扱うか示す議題、目的、時間配分、説明者
議事録会議で確認・決定したことを残す議論の要点、決定、担当、期限

会議前のレジュメに書く「提案」は、会議で決まった結論とは異なります。「決定してほしい案」「検討中の案」と明記し、合意済みと誤解されないようにしましょう。

会議レジュメを作る手順

1.会議の目的と求める判断を書く

最初に、今回の資料を読んで何を検討してほしいかを書きます。「受付業務について」だけでなく、「引き継ぎに必要な項目を確認し、試行するシートを決める」とすると、その後の内容を選びやすくなります。

報告用なら理解してほしい変化を、相談用なら迷っている選択肢を示します。提案資料なら、承認を求める範囲も具体化します。

2.背景と現状を、根拠が分かる形でまとめる

確認できている事実と、原因についての見立てを分けます。「連携が悪い」と書く代わりに、どの場面で何の情報が不足したかを示しましょう。

数値を記載する場合は、対象期間、集計対象、参照元を添えます。詳細なデータは別紙に置き、レジュメから参照できるようにすると、概要と根拠を行き来できます。

3.論点と提案を分ける

論点は、参加者に考えてほしい問いです。「改善案」とだけ書くより、「必須項目は何か」「誰が更新するか」と具体化します。

提案がある場合は、実施する内容、必要な準備、懸念を記載します。比較する案があれば、同じ項目で並べると検討しやすくなります。分かっていないことは空欄で隠さず、「確認中」と書きます。

4.読み手が必要な箇所を探せるように整える

見出し、箇条書き、表を使い、段落ごとの役割を明確にします。文字を小さくして一枚に押し込むより、要点と詳細資料を分けて読みやすさを保ちましょう。

複数ページならページ番号を付け、会議名、作成者、更新日も記載します。資料の見せ方は、分かりやすい会議資料の作り方も参考になります。

コピーして使える会議レジュメのテンプレート

次の項目を文書にコピーし、不要な項目を省いて使えます。社外へ共有する場合は、社内用の略語や未共有の情報が含まれていないかも確認してください。

  • 会議名:
  • 開催日時・場所または開催方法:
  • 作成者・更新日:
  • 目的:今回、何を前に進めたいか
  • 背景:なぜ今この議題を扱うか
  • 現状:確認できている事実と参照元
  • 論点:話し合って確認したい問い
  • 提案:検討してほしい案と、その理由
  • 条件・懸念:実施に必要な準備や未確認事項
  • 今回求める判断:どこまで決めたいか
  • 参照資料:資料名、該当箇所、共有先

進行予定も一体化するなら、別の欄に議題と時間配分を付けます。作り方は、会議アジェンダの記入例で確認できます。

記入例:引き継ぎ方法を見直す会議

以下は書き方を示すための架空の例です。実際の顧客や導入成果を示すものではありません。

項目記入例
会議名問い合わせ対応の引き継ぎ方法の検討
目的引き継ぎ時に必要な情報をそろえ、試す方法を決める
背景担当が変わる際、対応の経過を確認し直す場面がある
現状利用中のメモには、次の対応とその期限を記す欄がない
論点引き継ぐ項目、更新する担当、記入のタイミングをどうするか
提案既存のメモに「次の対応」「期限」の欄を加えて試行する
条件・懸念重複入力を避け、記入の負担を確認する必要がある
今回求める判断試行する項目、初版を作る担当、試行後の確認日
参照資料現在使用している引き継ぎメモの見本

提案と決定を分けているため、会議で別の方法が選ばれても、レジュメを書き直して過去の提案を消す必要はありません。会議後の決定は、別の記録欄や議事録に残します。

よくある質問

レジュメは必ず一枚にまとめるものですか?

一枚は要点を絞る目安になりますが、すべての会議に共通する決まりではありません。読む人が検討に必要な情報を把握できるかを優先し、詳細は別紙に分けられます。

結論が決まっていなくても作れますか?

作れます。検討中の案、判断に必要な情報、今回決めたいことを記載します。会議前に確定していない内容を「結論」として断定する必要はありません。

アジェンダと同じ資料にしてもよいですか?

構いません。進行予定と検討内容が区別できれば、一体化できます。アジェンダとレジュメの違いを扱う記事も参考に、社内で使いやすい形を選んでください。

次の会議は「何を考えてほしいか」から書く

まずテンプレートの目的、論点、今回求める判断を埋めてください。その判断に必要な背景や現状を加えると、資料の範囲を絞れます。配布前に、参加者が事前に読む箇所も案内しましょう。

会議ラボ編集部

会議ラボのメンバーが執筆をしています。
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